今物語 (講談社学術文庫) pdf無料ダウンロード

今物語 (講談社学術文庫)

, 三木 紀人

今物語 (講談社学術文庫) は 三木 紀人 によって作成されました 各コピー1298で販売されました. Le livre publié par 講談社 (1998/10/9). Il contient 372ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 4.3 des lecteurs 6. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
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今物語 (講談社学術文庫) pdf無料ダウンロード - 内容紹介 36歌仙絵を描いたとも言われる、歌人藤原信実の編んだ『今物語』は、53編からなる中世説話文学の傑作である。和歌や連歌を話の主軸に据え、女房の深い教養に裏づけされた機知に富んだやりとりなど、王朝時代の雅びの世界を織りなす逸話から、貴族社会の裏話や失敗談などを簡潔な和文で綴る。豊かで魅力的な風流譚・恋愛譚・滑稽譚の数々は、鳥羽院政期以降の社会と人々の生活の一面を活写する。 内容(「BOOK」データベースより) 三十六歌仙絵を描いたとも言われる、歌人藤原信実の編んだ『今物語』は、53編からなる中世説話文学の傑作である。和歌や連歌を話の主軸に据え、女房の深い教養に裏づけされた機知に富んだやりとりなど、王朝時代の雅びの世界を織りなす逸話から、貴族社会の裏話や失敗談などを簡潔な和文で綴る。豊かで魅力的な風流譚・恋愛譚・滑稽譚の数々は、鳥羽院政期以降の社会と人々の生活の一面を活写する。 著者について 1935年兵庫県生まれ。1966年東京大学大学院博士課程修了。日本中世文学専攻。お茶の水女子大学文教育学部教授。著書『方丈記・発心集(新潮日本古典集成)』『多武峰ひじり譚(法蔵選書)』『日本周遊古典の旅(新潮選書)』『宇治拾遺物語・古本説話集(新日本古典文学大系)』、学術文庫『徒然草〈全訳注〉』(全4巻)『鴨長明』など。 続きを見る今物語 (講談社学術文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
昔から語り伝えられた話を纏めた説話集は数多く存在するが、この『今物語』は和歌に関連する話を主体に纏め上げているという点で独特の趣がある。和歌にも、そして似せ絵にも才能を発揮したとされる藤原信実が編纂したと伝えられているだけに、全体に芸術的とも言える程の秀麗な世界が広がり、穏やかな気持ちにさせてくれる説話集だ。説話集が好きな方は勿論の事、和歌に興味がある方も必読。本書は、原文、現代語訳、注釈、解説の順番で纏められており、所謂古典で多く見られる「原文の上段に注釈がついている」という形式ではないので、原文を読む時にいちいちページをめくる面倒臭さはあるが、一話が非常に短いので、さほど苦にはならないであろう。また、注釈は非常に細かいので初心者でも原文そのものの味わいを楽しむ事が出来るであろうし、更に加えて解説が実に丁寧である。大まかな話の背景のみならず、情景描写や心情に至るまで行き届いており、読む側も説話の世界に自然に溶け込む事が出来る。因みに、「和歌の道に耐えず」と公言して緊急時には崇徳帝に代作を依頼したとされるほど和歌が大の苦手であった藤原頼長が登場してくるあたりは意外でもあり、興味深かった。寵臣、秦公春とさりげなく連歌を交わし、更にその様子を賞賛する信実の言葉が非常に温かく印象的である。何かと悪名高い頼長ではあるが、それも踏まえた上で優しい眼差しを向ける信実の懐の深さを感じさせる一幕でもある。尚、最後にいきなり雰囲気を変えて汚い話が出て来るのは御愛嬌。和歌にも関連がなく、信実が何故このような話を入れたかは謎だが、風流な世界の中に生きる主人公達とは余りにも対照的で、これも人間の一面である事を思い知らされる。ほのぼのしたり、しみじみとしたり、ひたすら雅な気持ちで感慨深くなっていた所、最後は大笑いしてしまった。
によって 三木 紀人
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