介護するからだ (シリーズ ケアをひらく) epubダウンロード

介護するからだ (シリーズ ケアをひらく)

, 細馬 宏通

介護するからだ (シリーズ ケアをひらく) は 細馬 宏通 によって作成されました 各コピー2200で販売されました. Le livre publié par 医学書院 (2016/6/20). Il contient 279ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 4.9 des lecteurs 6. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
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介護するからだ (シリーズ ケアをひらく) epubダウンロード - 内容紹介 ◆ケアの現場が、ありえないほど複雑な相互作用の場であることが分かる「驚き」と「発見」の書。 当代随一の目利きとして知られる人間行動学者であり、「かえる目(もく)」というバンドのボーカルである著者は、ある時から認知症高齢者のグループホームに通い詰めることになります。会話分析、ジェスチャー研究、コミュニケーション身体論……これまで研究してきたことが一挙に、目前で、毎日のように繰り返されているからです。 この夢のような状況に感激した著者は、ベテランケアワーカーの「神対応」から、研究者のピント外れゆるふわ介護まで、あらゆる動作をビデオに収めて一コマ一コマ分析してみると……そこで見つけたのは、頭で考える前に反応している“かしこい身体"だった! 真似をするとなぜ硬直した関係が動き出すのか、「延長ジェスチャー」によって人は何を伝えたいのか、「ズレと転用」のテクニックは介護現場でどう使われているのか、平田オリザ氏のアンドロイド演劇はなぜ生々しいのか、大友良英氏らと同行した「音遊びの会」のロンドン公演ではどんな新しい音楽が生まれたのか。 向き合い、触れ合うだけで、すでに反応し合ってしまっている身体――これを無視することによって成り立つのがマニュアルなら、本書は逆に、そのような身体にこそ人間の英知と高貴さが息づいていると考えているかのようです。どうぞ、感動的な「心を見ずに動きを見る」観察をお楽しみください。 著者について 細馬宏通(ほそま・ひろみち) 1960年、兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士/動物学)。現在、滋賀県立大学人間文化学部教授(コミュニケーション論)。2006年から介護現場での観察研究を始め、利用者やスタッフの会話にあらわれる身体動作を観察してきた。 著書に『浅草十二階――塔の眺めと“近代"のまなざし』青土社、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか――アニメーションの表現史』新潮社、『今日の「あまちゃん」から』河出書房新社、『うたのしくみ』ぴあ、とその関心は幅広く、ジャンルを横断した“目利き"として知られる。 バンド「かえる目」では、ボーカルと作詞・作曲を担当。神戸の「音遊びの会」には大友良英らと参加。 “遠くのおじさん"として即興演奏に興じている。自転車に乗って歌っていること多し。 著者・細馬宏通先生の個人サイトに本書の「副読本」ページができました。⇒ http://12kai.com/kaigo/ 〈「はじめに」の前のまえがき〉のほか、本書に収載できなかった参考文献や、オンラインで読める関連文書が収載されています。以下は、介護するからだ (シリーズ ケアをひらく)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
例えば介護を行うとき、相手の感覚に自分の感覚を沿わせようとすると、「からだ」というのは自分の皮膚の中という領域の外にまで広がっていく。そしてまた、環境との相互作用を行っている。著者は「からだ」に対する問い直しをこの本で自らに、また読者に対して行っているように感じる。興味深い内容だとは思うけれども、同時にありふれたことを、分析的な目で(それがどれだけ精緻な眼であるとしても)捉え、言語化しているだけとも思ってしまう。言語化することの価値の一面は、この場合は、「見事な介護場面」の原理を捉えてそれを普遍的な原理として別の介護場面や、または日常のコミュニケーションの場面にも生かすことにあると思うのだが、結局のところ、そのような「原理」は存在しない。つまり、介護とは介護者と、介護される側の相互作用であるということなのだ。そこにある身体の知恵は、言語化できるものではないし、「息を合わせる」という言葉の中に全て丸々収まってしまう事柄に思える。しかし、同時にここに書かれている身体観は私たちの社会の基調となっている身体観とは質が違うものであることも確かなことである。ここに書かれていることが書くまでもなく当たり前であると誰もが思えるような社会であれば、それは今よりも暮らしやすい社会であるかもしれない。ところで、帯には「目利きの人間行動学者が、ベテランワーカーの「神対応」のヒミツに迫る!」と書かれているがこれは内容に相応しくないだろう。この本は連載をまとめたものであるし、著者は「観察」から、それほど踏み込んでいない。「介護するからだ」はこういうからだですよ、という本である。そういう意味では、大いに期待を裏切られてしまった。介護場面をあたかも特別視するような宣伝の仕方を出版社は節度を持って避けてほしいと強く思う。
によって 細馬 宏通
5つ星のうち (6 人の読者)

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